英会話の学習といえば、まず思い浮かべるのはスピーキングやリスニングの練習です。しかし、私の英語レッスンではライティングを重視しています。それにはいくつかの理由があります。この記事では、英語学習におけるライティングの効果についてお話していきますね。
1. 会話よりもライティングの方が自分の考えを整理できる
英会話の練習はもちろん大切ですが、ライティングを通じて自分の考えを整理する能力も同じくらい大切なんですよね。話しているときは、瞬時に言葉を選び、文を組み立てる必要がありますが、ライティングでは時間をかけて考え、アイデアを整理することができます。
例えば、英会話のレッスンで「週末の計画について話してください」と言われると、瞬時に答えを考えなければなりません。一方、ライティングの場合は、まずアイデアをブレインストーミングし、それを論理的に整理してから文章にすることができます。これにより、自分の意見や考えを明確に伝える力が養われます。
さらに、ライティングを通じて論理的な思考力が鍛えられます。文章を書く際には、主張を裏付ける具体的な例や理由を挙げる必要があり、これにより論理的な構成を考える習慣が身につきます。英会話でも同様に、論理的に話す力が求められるため、このスキルは非常に有用です。
2. 正しい英文法の使い方を学べる
ライティングは、正しい英文法を学ぶ絶好の機会です。英会話では、瞬時に言葉を発するために文法が疎かになりがちですが、ライティングでは時間をかけて正しい文法を使うことができます。
例えば、現在完了形や仮定法など、英語の複雑な文法は話すときに正確に使うのが難しいと感じることが多いです。しかし、ライティングでは文法書や辞書を参照しながらじっくりと文章を作成することができます。これにより、文法のルールを深く理解し、正確な英語を身につけることができます。
また、ライティングを通じて新しい文法構造や表現を試すこともできます。例えば、ニュース記事やエッセイを書くときには、フォーマルな表現や専門的な語彙を使う機会が増え、これが英会話のスキル向上にも繋がります。正しい文法を意識して文章を書くことで、話すときにも自然と正しい表現を使えるようになります。
3. 自分の間違えやすい箇所を把握できる
ライティングは、自分の弱点を明確にするための有効な方法です。英会話では、自分の発音や文法の間違いに気付かないことが多いですが、ライティングでは具体的にどこで間違えているのかを確認することができます。
例えば、自分の書いた文章を見返すことで、同じ間違いを繰り返している箇所に気付くことができます。冠詞の使い方や前置詞の選び方など、特定の文法ポイントで間違いが多い場合、それを意識して練習することで克服できます。
また、ライティングのフィードバックを受けることで、自分の改善点を具体的に知ることができます。先生や同僚からの指摘を受けて、どの部分が弱点なのかを把握し、それに基づいて練習を重ねることができます。これにより、効果的な学習が可能になります。
さらに、自分で書いた文章を何度も読み返すことで、間違いに気付きやすくなります。ライティングの反復練習を通じて、自分の弱点を克服し、英会話でも同じ間違いを繰り返さないようになります。
4. 後で読み返すことができる
ライティングの大きな利点の一つは、後で自分の文章を読み返すことができる点です。これにより、学習の進捗を確認し、自分の成長を実感することができます。
例えば、数ヶ月前に書いたエッセイを読み返してみると、その当時の自分の英語力と現在の自分の英語力を比較することができます。どの部分が改善されたのか、どの文法や表現が自然に使えるようになったのかを具体的に確認することができます。これにより、自分の努力が実を結んでいることを実感し、モチベーションを維持することができます。
また、ライティングの記録を通じて、特定のテーマやトピックに関する知識を深めることができます。例えば、日記やブログを書くことで、自分の経験や考えを詳細に記録し、それを後で読み返すことで新たな発見や気付きが得られます。これが英会話にも応用され、話す内容が豊かになります。
さらに、自分のライティングを他人と共有することで、フィードバックを受ける機会が増えます。オンラインのライティングコミュニティや英語学習仲間と文章を交換し合うことで、多様な視点や意見を得ることができ、より効果的な学習が可能になります。
まとめ
以上のように、私の英語レッスンではライティングを重視しています。会話よりもライティングの方が自分の考えを整理しやすく、正しい英文法を学びやすいという利点があります。また、自分の間違えやすい箇所を把握し、後で読み返すことで学習の進捗を確認できる点も大きなメリットです。ライティングを通じて英語力を総合的に向上させることができるため、英会話の学習においても非常に重要な役割を果たします。
記事作成者 (Manami Palmini）  講師経歴
過去のサポート歴
|
Comments