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英作文の結論パートで伝えるべきこととは?

英作文を完成させるうえで、最後の「結論(Conclusion)」は読者に最も強い印象を残すパートです。


結論は、単にエッセイを終わらせるための段落ではなく、全体のメッセージを再確認し、読み手に納得感を与える役割を持っています。


ここでは、英作文の結論で何を書くべきか、そして効果的にまとめるコツを3つのステップで紹介します。



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テーマの言い換えでエッセイを締めくくる


まず最初にすべきことは、エッセイ全体のテーマを別の言葉で言い換えることです。


これは、読者に「この文章は何を主張していたのか」を思い出させるために必要です。


同じ表現を繰り返すのではなく、語彙を少し変えて要点を再提示しましょう。


例文:

“This essay has emphasized the importance of learning foreign languages to connect with people from different cultures.”

このように、序論で述べた主張を自然に言い換えることで、全体の一貫性を保ちながら結論へと導けます。


主要なポイントを簡潔にまとめる


次に行うのは、本文(ボディパラグラフ)で述べた主なポイントを短くまとめることです。


ここでは、新しい情報を加えるのではなく、これまでの議論を整理して振り返ることが目的です。


例文:

“We have seen that studying another language improves communication skills, expands job opportunities, and deepens cultural understanding.”

このように、3つ程度の主張を短い文で並べると、読者は全体の流れを思い出しやすくなります。


自分の意見・提案で締める


結論の最後には、自分の考えや未来への提案を加えると、文章がより力強くなります。


「なぜそのテーマが重要なのか」「今後どうしていくべきか」を一文で示すと、読者の印象に残りやすいです。


例文:

“In conclusion, learning languages should be seen not just as a skill, but as a bridge that brings the world closer together.”

このように「自分の意見+前向きなメッセージ」で締めることで、文章全体が生き生きとします。


プラスα:読者の心に残る締めくくり方


① 行動を促す一文を加える


読者に対して行動を促すと、エッセイがより印象的になります。


“Why not start learning a new language today? It could open doors you never imagined.”

このような呼びかけは、エッセイを「読むだけで終わらない」メッセージに変える効果があります。


② 名言や比喩で印象を強める


引用や比喩表現を使うことで、エッセイの締めがぐっと洗練されます。


“As Nelson Mandela once said, ‘If you talk to a man in his language, that goes to his heart.’”

最後にこのような一文を加えると、文章の深みと説得力が一気に増します。


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結論パートを書くときの注意点


  • 新しい情報を入れない

  • 冗長な表現を避け、短くまとめる

  • 主張をあいまいにせず、はっきりと書く


結論は「まとめ」であると同時に、「メッセージの再確認」でもあります。


主張をもう一度しっかりと伝え、読者の中に残る印象を意識して構成することが大切です。


結論では何を書くか?


エッセイの結論では、次の3点を盛り込みましょう。


  1. 主題の言い換え(テーマの再確認)

  2. 本文の要約(主要なポイントの整理)

  3. 最終的な意見・提案(明確なメッセージ)


そして、最後の一文では、読者に「共感」または「行動」を促すことを意識します。


結論は短くても構いませんが、そこにあなたの主張の「核」が伝わっていることが何より大切です。


まとめ


エッセイの結論は、読者に「なるほど」と思わせ、文章全体を美しく締めくくるパートです。


テーマの再確認、要約、最終的な意見という3ステップを踏めば、自然で説得力のあるエッセイに仕上がります。


英作文の練習では、本文よりもむしろこの「結論部分」を意識して磨いていくことが、あなたのライティング力を大きく伸ばす第一歩になるでしょう。




記事作成者 (Manami Palmini


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講師経歴

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  • 国際基督教大学、大学院にて英語の集中クラスを受けながら、演劇や脚本の研究に携わる

  • 日本の個人塾で3年間英語講師としての経験あり

  • ​ニューヨーク大学(NYU)大学院にて芸術教育学を学び、言語学習における芸術活動の効果について研究

  • ​TESOL(英語教授法)資格あり

過去のサポート歴

  • 現地校、日本人学校に通うお子さんの日常英会話

  • 英検、中学、高校、大学受験対策

  • 駐在の方のためのビジネス英会話

  • お子さんがいる方のためのママ友さんとのスモールトーク、学校関連の会話

  • 研究員として渡米された方のためのプレゼンテーションのお手伝い


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