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アメリカ留学や帰国子女受験に必要?TOEFLを受けるべき理由と注意点

Manami

Updated: 5 days ago

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、英語を母国語としない人が英語力を証明するための試験です。


アメリカの大学や大学院への留学を考えている人や、帰国子女受験を検討している人にとっては、とても重要なテストになります。


今回は、TOEFLを受験するメリットとデメリットをわかりやすく解説していきます。


TOEFLが自分にとって必要かどうか、ぜひ判断する参考にしてみてください。



1. TOEFLを受験するメリット


① アメリカの大学・大学院の入学に必要


TOEFLのスコアは、アメリカの多くの大学・大学院で出願要件になっています。


また、日本の一部の学校では帰国子女受験の英語試験としてTOEFLスコアを活用できることもあります。


特にアメリカの大学では、英語力を証明する手段としてTOEFLが一般的なので、留学を考えているなら、まずチェックしておきたい試験です。


② 4技能をバランスよく鍛えられる


TOEFLは、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つの力を測る試験です。


これは、実際にアメリカの大学で学ぶときに必要なスキルに直結しています。


  • リーディング:教科書や論文を理解する力

  • リスニング:講義を聞いて内容を把握する力

  • スピーキング:クラスで発言したり、プレゼンをする力

  • ライティング:論理的なエッセイを書く力


このように、TOEFLの勉強をすることで、英語の実践的な力がつくのも大きなメリットです。


③ 世界中で広く認められている

TOEFLのスコアは、アメリカだけでなくカナダ、イギリス、オーストラリア、ヨーロッパなどの大学でも活用できます。


「将来どの国で学ぶかまだ決めていない」という人にとっても、TOEFLを受けておけば選択肢が広がります。


④ 奨学金のチャンスが増える


TOEFLのスコアが高いと、大学の奨学金制度に応募できる可能性が広がることがあります。


特に、英語力を重視する奨学金では、TOEFLの点数が高いほど有利になることもあるので、費用面のサポートを受けたい人にはおすすめです。


⑤ 英語学習のモチベーションが上がる


TOEFLの勉強をしていると、「英語力がどれくらい伸びているか」がスコアで明確にわかるので、達成感を感じやすいです。


また、試験対策をする中で、英語のニュースや講義を聞いたり、文章を書く練習をしたりするため、英語力全体の底上げにもつながります。



2. TOEFLを受験するデメリット


① 受験費用が高い


TOEFLの受験料は1回あたり約$245~$270と、決して安くはありません。


さらに、何度も受験すると費用がかさむため、できるだけ少ない回数で目標スコアを取れるよう、しっかり準備しておくことが大切です。


また、参考書やオンライン講座、英語のレッスンなど、試験対策にもお金がかかることを考慮しておきましょう。


② 試験形式がオンラインなので、慣れが必要


TOEFL iBT(インターネット版)は、パソコンを使って受験する試験です。


そのため、タイピングが苦手な人や、紙の試験に慣れている人には少しハードルが高いかもしれません。


特にライティングではすべてキーボードで入力するため、タイピング速度も重要になります。


③ スピーキングが難しい


TOEFLのスピーキング試験は、録音された質問に対して決められた時間内に話す形式です。


対面の面接ではないため、相手の表情を見ながら話せないうえに、周りの受験者の声が聞こえるので集中しにくいというデメリットがあります。


④ 試験時間が長い


TOEFL iBTは、全体で約2時間かかる試験です。


長時間集中し続ける必要があるため、途中で疲れてしまい、後半のパフォーマンスが落ちるということもあります。


⑤ 他の試験(IELTSなど)の方が向いている場合も


TOEFLはアメリカの大学向けの試験ですが、イギリスやオーストラリアではIELTS(アイエルツ)の方が評価されやすいケースもあります。


また、日本の帰国子女受験では、大学によってTOEFL以外の試験(IELTSや英検)が認められていることもあるので、志望校の要件をしっかり確認しておきましょう。


3. TOEFLは自分に合っている?


TOEFLは、アメリカの大学・大学院を目指す人や、帰国子女受験をする人にとって、とても有利な試験です。


ただし、試験費用の高さや、オンライン試験の難しさを考えると、「本当に自分に合っているのか?」をしっかり考えることが大切です。


もし、イギリスやオーストラリアの大学を考えているなら、IELTSも選択肢に入れると良いでしょう。


また、日本の大学の帰国子女入試では、英検やSAT、ACTが有利な場合もあるので、事前にしっかり調べておくことをおすすめします。


まとめ


TOEFLは、アメリカの大学・大学院への留学や、帰国子女受験で強い武器になる試験です。


英語の4技能をバランスよく鍛えられ、スコアがあれば奨学金のチャンスも広がります。


しかし、試験費用が高く、スピーキングやライティングが難しいなどのデメリットもあるので、自分の目的や学習スタイルに合っているかを見極めることが大切です。


TOEFLが自分に合っているか、じっくり考えてみましょう!


記事作成者 (Manami Palmini



講師経歴

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  • 国際基督教大学、大学院にて英語の集中クラスを受けながら、演劇や脚本の研究に携わる

  • 日本の個人塾で3年間英語講師としての経験あり

  • ​ニューヨーク大学(NYU)大学院にて芸術教育学を学び、言語学習における芸術活動の効果について研究

  • ​TESOL(英語教授法)資格あり

過去のサポート歴

  • 現地校、日本人学校に通うお子さんの日常英会話

  • 英検、中学、高校、大学受験対策

  • 駐在の方のためのビジネス英会話

  • お子さんがいる方のためのママ友さんとのスモールトーク、学校関連の会話

  • 研究員として渡米された方のためのプレゼンテーションのお手伝い


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