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Manami

英文法講座:関係代名詞を買い物で使ってみよう

更新日:7月25日

アメリカでの駐在生活を始めると、日常生活の中で英語を使う機会が増えます。その中でも特に重要なのが買い物です。買い物の場面では、商品の説明を聞いたり、自分の欲しいものを具体的に伝えたりするために、英語の表現力が求められます。そして、会話の中で正しい英文法を使いたいですよね。この記事では、関係代名詞を使った英会話の方法について、買い物のシーンを例に解説しますね。


関係代名詞とは?

まず、関係代名詞について簡単に説明します。関係詞には、関係代名詞と関係副詞があります。関係代名詞は、二つの文を一つにまとめるために使う代名詞です。英語の関係代名詞には「who」「whom」「whose」「which」「that」などがあります。これらは、先行詞(関係代名詞が指す名詞)と文をつなげる役割を果たします。

例文

  • who: The woman who is standing over there is my friend.(あそこに立っている女性は私の友人です。)

  • which: The book which I borrowed from the library is very interesting.(図書館から借りた本はとても面白いです。)

  • that: The car that he drives is new.(彼が運転している車は新しいです。)


買い物で使える関係代名詞のフレーズ

関係代名詞を使うことで、より具体的で詳細な表現が可能になります。以下に、買い物のシーンで使える関係代名詞を用いたフレーズを紹介します。


1. 商品の説明をする

商品の特徴や説明をする際には、関係代名詞を使って情報を付加できます。

例文

  • This is the shirt that I was talking about.(これが私が話していたシャツです。)

  • The store which sells organic vegetables is nearby.(有機野菜を販売している店は近くにあります。)


2. 自分の欲しいものを具体的に伝える

自分が探している商品について詳しく説明する際にも関係代名詞が役立ちます。

例文

  • I'm looking for a bag that has multiple compartments.(複数の仕切りがあるバッグを探しています。)

  • Do you have any shoes which are suitable for running?(ランニングに適した靴はありますか?)


3. 店員に質問する

店員に商品の場所や特徴について質問する際にも、関係代名詞を使って詳細な情報を求めることができます。

例文

  • Could you show me the section which has dairy products?(乳製品が置いてあるコーナーを教えていただけますか?)

  • Is there a brand that you recommend for skin care?(スキンケアでお勧めのブランドはありますか?)


実践的な会話例

ここでは、買い物のシーンを想定した実践的な会話例を紹介します。関係代名詞を使って、店員とのコミュニケーションをスムーズに進める方法を学びましょう。

会話例 1: 衣料品店での会話

顧客:

Excuse me, I'm looking for a jacket that is suitable for cold weather.(すみません、寒い天候に適したジャケットを探しています。)

店員:

Sure, we have a range of jackets which are designed for winter.(もちろんです、冬用にデザインされたジャケットが多数ございます。)

顧客:

Do you have any jackets that are waterproof?(防水性のあるジャケットはありますか?)

店員:

Yes, we have a few options that might interest you. Let me show you.(はい、いくつかございますのでご案内いたします。)


会話例 2: 食料品店での会話

顧客:

Can you tell me where I can find products that are gluten-free?(グルテンフリーの商品がどこにあるか教えていただけますか?)

店員:

The section which has gluten-free products is over here. Follow me, please.(グルテンフリー商品があるセクションはこちらです。ついてきてください。)

顧客:

Thank you. I'm also looking for bread that is made from whole grains.(ありがとうございます。また、全粒粉で作られたパンも探しています。)

店員:

We have a variety of whole grain breads which are very popular.(非常に人気のある全粒粉パンがいくつかございます。)



関係代名詞を使う際の注意点

関係代名詞を使う際には、いくつかの注意点があります。文法的なルールを守ることで、より正確な英語を話すことができます。


1. 先行詞との一致

関係代名詞は、先行詞(関係代名詞が指す名詞)と一致しなければなりません。例えば、「who」は人を指し、「which」は物や動物を指します。

  • 正: The man who is standing there is my teacher.(あそこに立っている男性は私の先生です。)

  • 誤: The man which is standing there is my teacher.(あそこに立っている男性は私の先生です。)


2. 制限用法と非制限用法

関係代名詞には、制限用法(限定的に情報を追加する)と非制限用法(追加情報を提供する)の二つの使い方があります。非制限用法では、関係代名詞の前にカンマを置きます。

  • 制限用法: The book that I borrowed is interesting.(私が借りた本は面白いです。)

  • 非制限用法: The book, which I borrowed from the library, is interesting.(その本は、図書館から借りたのですが、面白いです。)


3. 省略

場合によっては、関係代名詞を省略することができます。特に、口語表現ではよく省略されます。

  • 関係代名詞あり: The movie that we watched last night was amazing.(昨晩見た映画は素晴らしかった。)

  • 関係代名詞なし: The movie we watched last night was amazing.(昨晩見た映画は素晴らしかった。)


まとめ

アメリカでの駐在生活や日常の買い物の中で、関係代名詞を使った英会話は非常に有用です。関係代名詞を使うことで、より具体的で詳細な情報を伝えることができ、コミュニケーションがスムーズになります。今回紹介したフレーズや会話例を参考に、実際の生活の中で関係代名詞を積極的に使ってみましょう。英語の表現力が向上し、より豊かな駐在生活を送ることができるはずです。



記事作成者 (Manami Palmini)



講師経歴

​​

  • 国際基督教大学、大学院にて英語の集中クラスを受けながら、演劇や脚本の研究に携わる

  • 日本の個人塾で3年間英語講師としての経験あり

  • ​ニューヨーク大学(NYU)大学院にて芸術教育学を学び、言語学習における芸術活動の効果について研究

  • ​TESOL(英語教授法)資格あり

過去のサポート歴

  • 現地校、日本人学校に通うお子さんの日常英会話

  • 英検、中学、高校、大学受験対策

  • 駐在の方のためのビジネス英会話

  • お子さんがいる方のためのママ友さんとのスモールトーク、学校関連の会話

  • 研究員として渡米された方のためのプレゼンテーションのお手伝い


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