アメリカでの駐在生活や留学生活を送る中で、英語の習得は不可欠です。特に、病院でのやり取りは健康管理のためにも重要です。前回は関係代名詞についてのブログを書きました。今回は、病院でのコミュニケーションに役立つ英文法の「関係副詞」について学び、実際にどのように使えるかを具体的な例とともに紹介します。多くの方が苦手とする英文法の関係副詞と、アメリカの生活の中で必須の病院フレーズを一緒に学びましょう。
関係副詞とは?
関係副詞は、先行詞(関係副詞が指す名詞)と文をつなげる役割を持つ副詞です。英語の関係副詞には「when」「where」「why」「how」などがあります。これらは、時間、場所、理由、方法などを示すために使われます。
例文
when: I remember the day when we first met.(私たちが初めて会った日を覚えています。)
where: This is the place where I grew up.(ここは私が育った場所です。)
why: The reason why he left is still unknown.(彼が去った理由はまだわかっていません。)
how: This is how we solve the problem.(これが私たちの問題解決方法です。)
病院で使える関係副詞のフレーズ
病院でのやり取りでは、症状の説明や治療方法の質問など、具体的な情報を伝える必要があります。関係副詞を使うことで、より詳細かつ明確に伝えることができます。
1. 症状の説明をする
関係副詞を使うことで、いつ、どこで、どのように症状が発生したかを詳しく説明することができます。
例文
This is the time when I usually feel pain.(これが私が通常痛みを感じる時間です。)
Can you tell me the place where it hurts the most?(どこが一番痛むのか教えてください。)
I don't know why I'm feeling dizzy.(なぜめまいがするのかわかりません。)
2. 病状の経過を説明する
病状の経過や治療の進行状況を説明する際にも関係副詞が役立ちます。
例文
I remember the day when the symptoms started.(症状が始まった日を覚えています。)
Can you show me how I should take this medicine?(この薬の飲み方を教えてもらえますか?)
3. 医師に質問する
関係副詞を使って、医師に具体的な質問をすることができます。これにより、必要な情報を得やすくなります。
例文
What is the reason why I need this test?(この検査が必要な理由は何ですか?)
Is there a place where I can get more information about this condition?(この病状についてもっと情報を得られる場所はありますか?)
実践的な会話例
ここでは、病院のシーンを想定した実践的な会話例を紹介します。関係副詞を使って、医師や看護師とのコミュニケーションをスムーズに進める方法を学びましょう。
会話例 1: 診察時の会話
患者:
I've been having headaches since last week. There are times when the pain is unbearable.(先週から頭痛が続いています。痛みが耐えられない時があります。)
医師:
Can you describe the situations when the headaches usually occur?(頭痛が通常発生する状況を説明できますか?)
患者:
It usually happens in the morning when I wake up.(それは通常、朝起きた時に起こります。)
会話例 2: 治療法の質問
患者:
I heard there are new treatments available. (新しい治療法があると聞きました。)
医師:
Yes, there are several treatments that have shown promising results. I can introduce the hospitals where you can try them out.(はい、いくつかの治療法は有望な結果を示しています。それらを受けられる病院を紹介できますよ。)
患者:
Can you explain how these treatments work?(これらの治療法がどのように機能するのか説明してもらえますか?)
関係副詞を使う際の注意点
関係副詞を使う際には、いくつかの注意点があります。文法的なルールを守ることで、より正確な英語を話すことができます。
1. 先行詞との一致
関係副詞は、先行詞(関係副詞が指す名詞)と一致しなければなりません。例えば、「when」は時間を指し、「where」は場所を指します。
例
正: The day when I visited the hospital was rainy.(病院を訪れた日は雨でした。)
誤: The day where I visited the hospital was rainy.(病院を訪れた日は雨でした。)
2. 正しい関係副詞の選択
関係副詞は、その文脈に応じて適切なものを選ぶ必要があります。特定の状況に対して適切な関係副詞を選ぶことが重要です。
例
時間: when(時間を示す)
場所: where(場所を示す)
理由: why(理由を示す)
方法: how(方法を示す)
関係副詞を使った具体的な例
以下に、関係副詞を使った具体的な例をいくつか紹介します。これらの例を参考にして、病院でのコミュニケーションに役立ててください。
症状の説明
I have a headache that gets worse when I lie down.(横になると悪化する頭痛があります。)
There are times when I feel completely fine.(全く問題ないと感じる時もあります。)
病状の経過
The day when I first noticed the symptoms was last Monday.(症状に初めて気づいた日は先週の月曜日でした。)
The reason why I'm here today is because the pain has become unbearable.(今日ここに来た理由は、痛みが耐えられなくなったからです。)
治療法の質問
Can you tell me where I can get this prescription filled?(この処方箋をどこで調剤してもらえるか教えてもらえますか?)
まとめ
アメリカでの駐在生活や留学生活において、病院でのやり取りは重要な場面の一つです。英文法の関係副詞を使うことで、より詳細かつ明確に自分の症状や質問を伝えることができます。今回紹介したフレーズや会話例を参考に、実際の生活の中で関係副詞を積極的に使ってみましょう。英語の表現力が向上し、より豊かな生活を送ることができるはずです。関係副詞を使いこなすことで、病院でのコミュニケーションも一層スムーズになります。
記事作成者 (Manami Palmini) 講師経歴
過去のサポート歴
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