アメリカでクリティカルシンキングの力を育てる英作文トピック10選
- Manami
- Aug 12
- 4 min read
アメリカの教育では、単に正しい英文を書くことよりも、「何をどう考えたか」を筋道立てて伝える英作文が求められます。
これは、クリティカルシンキング(批判的思考)を育てるためでもあります。
この記事では、アメリカ式の英作文を通じて思考力を深めるトピックを10個厳選してご紹介します。
どれもアメリカの学校や大学で実際に使われているテーマをベースにしていますので、学習や指導の場でぜひご活用ください。

Should school uniforms be mandatory?
(学校の制服は義務化されるべきか?)
▶ 自由な自己表現 vs 校内の秩序や平等。社会的ルール、権利、教育環境について考えるテーマ。→ 反対意見にどう向き合うかがポイント。
Is social media helping or harming communication?
(SNSはコミュニケーションを促進しているのか、阻害しているのか?)
▶ 便利なツールでもあり、依存の原因でもあるSNS。→ 利点と欠点を多角的に分析する力が必要。
Should college education be free for everyone?
(大学教育はすべての人に無料で提供されるべきか?)
▶ 教育の機会平等、税金負担、経済格差の観点から考える。→ 倫理と経済のバランスをどう取るか?
Do video games have a positive impact on youth?
(テレビゲームは若者に良い影響を与えるか?)
▶ 批判されがちなゲームに、実は認知力や協調性の効果も?→ ステレオタイプを乗り越えて考察する練習に。
Should animals be used for scientific research?
(動物を科学研究に使うことは正当か?)
▶ 命の価値と科学的進歩、両方をどう捉えるか。→ 価値観のぶつかり合いに対して論理的に立場を明示する力を鍛える。
Is failure necessary for success?
(失敗は成功に必要な経験か?)
▶ 成功者の多くが語る「失敗の価値」。→ 自分の体験を交えたパーソナル・ナラティブ型エッセイにも適したテーマ。
Should students be graded on effort or performance?
(生徒の評価は努力か成果、どちらを重視するべきか?)
▶ 教育理念、モチベーションの扱い方が問われるテーマ。→ 教師・親・生徒それぞれの立場から考察してみるのも◎

Can money buy happiness?
(お金で幸せは買えるのか?)
▶ 幸せの定義を見直す哲学的な問い。→ 抽象的なテーマに自分の視点を持ち込む訓練として優秀。
Should voting be mandatory?
(選挙の投票は義務にすべきか?)
▶ 自由と責任、民主主義に対する理解を深める。→ 政治的中立を保ちながら論理的に展開するスキルを磨ける。
What is more important: intelligence or emotional intelligence?
(重要なのは知性か?感情的知性か?)
▶ 現代社会で注目されるEQの価値について考察。→ ビジネスや人間関係とのつながりを論じる力がつく。
書くときのポイント:アメリカ式エッセイの型を意識しよう
これらのトピックを扱う際は、アメリカ式の基本的な英作文構造を押さえることが大切です。
Introduction(導入) トピック紹介+自分の立場(Thesis Statement)
Body Paragraphs(本文) 主張の理由+具体例(1段落=1アイデア) 可能であれば反対意見への反論も加える
Conclusion(結論) 主張のまとめ+広がりのある一言
この構成を意識するだけで、英作文の説得力が格段に上がります。
まとめ:英語で考えるからこそ、深い学びが生まれる
アメリカでは、英作文は単なる「語学の練習」ではなく、自分の思考を整理し、他人と共有するための手段です。
そしてその過程こそが、クリティカルシンキングの力を育ててくれます。
ご紹介したトピックを活用して、「自分の意見を持ち、それを英語で伝える」力を少しずつ鍛えていきましょう。
言葉の学習を超えて、世界で通じる思考力を育てる第一歩になります。
記事作成者 (Manami Palmini ![]() 講師経歴
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