top of page
Search

TOEFLリーディングのコツと勉強法｜スコアアップのための実践ガイド

Manami
Feb 214 min read

TOEFLテストは、英語圏の大学や研究機関への入学を目指す人を対象とした英語能力評価試験です。


リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4セクションにわたって能力を評価します。


大学生活で必要な話す力や読解力を評価するため、リーディングは特に重要なセクションとして認識されています。


TOEFL iBTテストとITPテストの違い


TOEFLテストは「TOEFL iBT」と「TOEFL ITP」の2種類があります。


  • TOEFL iBT：オンラインのテストで、リーディングを含む4セクションで構成されています。個人で受験が可能です。

  • TOEFL ITP：大学や企業などの団体向けのテストで、個人受験は不可。マークシート方式で、リーディングはセクションの一部となります。


現在、TOEFLテスト受験者の96%はTOEFL iBTを受験しており、一般に「TOEFLテスト」というとiBTを意味することが多いです。


TOEFLリーディングセクションの構成


TOEFL iBTのリーディングセクションは、主に大学生活で要求される読解力を評価するために設計されています。試験の流れは以下の通りです。


  1. 大学で学ぶアカデミックなトピックのパッセージを2つ読む（それぞれ約700語）

  2. 各パッセージに対して、10問の試験を解く

  3. 全体の試験時間は35分


トピックは教育、生物、科学、芸術、経営学、心理学など多層にわたり、素早く正確に理解する力が要求されます。


TOEFLリーディングのレベル目安


TOEFL iBTのリーディングセクションの最大スコアは30点です。レベル目安は以下のとおりです。


  • 24〜30点：上級 高度な読解力があり、細かいニュアンスや推論問題にも対応可能。

  • 18〜23点：中級 読解力はあるものの、細かいニュアンスの理解や、推論問題で苦戦することが多い。語彙力を増やし、要点をまとめる練習が必要。

  • 10〜17点：初級 基本的な文章は理解できるが、複雑な構文や専門用語が含まれると理解が難しくなる。文法知識を強化し、短めのアカデミック記事を読む習慣をつけると良い。

  • 0〜9点：初学者 読解にかなりの困難を感じるレベル。まずは基礎的な英文法を学び、簡単な英語記事や短いエッセイを読むことから始めるのがおすすめ。


高得点を狙うための対策


1. スキミングとスキャニングを活用

試験時間が限られているため、最初に全体の概要を把握（スキミング）し、問題に応じて必要な情報を素早く見つける（スキャニング）スキルを磨くことが重要。


2. 語彙力の強化

TOEFLリーディングでは学術的な語彙が頻出するため、頻出単語リスト（Academic Word List など）を活用し、日常的に新しい単語を覚える習慣をつける。


3. 多読を習慣化する

科学、歴史、心理学など幅広いジャンルの英文記事や論文を読むことで、試験で出題される文章に慣れることができる。


4. 問題パターンを把握

TOEFLリーディングでは、「主旨の把握」「詳細情報の特定」「推論」「語彙の意味推測」など、一定のパターンの問題が出題される。それぞれの問題タイプごとに攻略法を練習することが重要。


5. 時間配分を意識する

1問に時間をかけすぎると、後半の問題を解く時間が不足する可能性がある。1問につき平均50〜60秒を目安に解答する練習をする。



効果的な勉強方法


1. 毎日英語に触れる

TOEFLリーディングのスコアを向上させるためには、日常的に英語の文章を読むことが重要です。ニュース記事や学術論文、エッセイなどを読む習慣をつけましょう。


2. 精読と速読のバランスを取る

精読では文法や構造をしっかり理解し、文章の意味を正確に把握します。一方で速読の練習も行い、短時間で要点を把握する力を養いましょう。


3. 過去問を解く

TOEFLリーディングの過去問や模擬問題を繰り返し解き、出題傾向を把握しましょう。間違えた問題は解説をよく読んで理解を深めることが大切です。


4. ノートを活用する

読んだ文章の要点や知らなかった単語、気づいたポイントをノートにまとめることで、記憶に定着しやすくなります。


5. オンラインリソースを活用する

TOEFL対策のオンライン講座やリーディング教材を活用するのも効果的です。公式サイトや学習アプリを利用して、実践的な演習を重ねましょう。


まとめ

TOEFLリーディングセクションで高得点を狙うには、読解力を鍛えるだけでなく、問題の出題形式や時間配分にも注意することが重要です。


語彙力を強化し、スキミング・スキャニングを活用することで、短時間で正確に内容を理解する力を身につけましょう。


毎日の学習習慣を確立し、多読や過去問演習を積み重ねることで、着実にスコアを伸ばすことができます。


戦略的に学習を進め、自信を持って本番に臨みましょう！



記事作成者 (Manami Palmini



講師経歴

​​

  • 国際基督教大学、大学院にて英語の集中クラスを受けながら、演劇や脚本の研究に携わる

  • 日本の個人塾で3年間英語講師としての経験あり

  • ​ニューヨーク大学（NYU）大学院にて芸術教育学を学び、言語学習における芸術活動の効果について研究

  • ​TESOL（英語教授法）資格あり

​

過去のサポート歴

​

  • 現地校、日本人学校に通うお子さんの日常英会話

  • 英検、中学、高校、大学受験対策

  • 駐在の方のためのビジネス英会話

  • お子さんがいる方のためのママ友さんとのスモールトーク、学校関連の会話

  • 研究員として渡米された方のためのプレゼンテーションのお手伝い


 
 
bottom of page