アメリカでは、クリスマスシーズンになると家族や友人と映画を観るのが一つの伝統です。特に駐在員や留学生にとって、アメリカ文化を理解する上で映画は最高の教材になります。今回は、英会話のリスニング練習にもなる「アメリカでクリスマスにみるべき映画」を5つご紹介します。これらの映画はどれも名作であり、アメリカのユーモアや文化、さらにはクリスマスの温かさを感じられるものばかりです。
1. Home Alone (ホーム・アローン)
ジャンル: コメディ/ファミリー公開年: 1990年
「ホーム・アローン」は、クリスマス映画といえばこれ!というほど有名な作品です。主人公ケビンが一人で家に残され、泥棒たちから家を守るために奮闘する姿は、子どもから大人まで楽しめる内容です。
リスニング練習ポイント:子どもたちが話す日常的な英語が多く、特にケビンのセリフはシンプルでわかりやすいです。また、泥棒とのやり取りにはユーモアがたっぷりで、アメリカ特有の言い回しを学ぶのに最適です。
おすすめシーン:ケビンが泥棒を撃退するためのトラップを仕掛ける場面は、テンポが速いのでリスニングの挑戦になります。
2. Die Hard (ダイ・ハード)
ジャンル: アクション/スリラー公開年: 1988年
一見クリスマス映画には思えないかもしれませんが、実は「ダイ・ハード」の舞台はクリスマスイブです。主人公ジョン・マクレーンがテロリストたちに立ち向かうアクション満載の物語で、スリルと笑いが絶妙に混ざった作品です。
リスニング練習ポイント:警察や犯人のセリフには、スラングや略語が多いのが特徴です。アクション映画らしいスピーディーな会話を聞くことで、英語の耳を鍛えることができます。
おすすめシーン:ジョン・マクレーンが「Yippee-ki-yay」というセリフを言う場面。このフレーズはアメリカ文化を理解するうえで必見です。
3. Jingle All The Way (ジングル・オール・ザ・ウェイ)
ジャンル: コメディ/ファミリー公開年: 1996年
アーノルド・シュワルツェネッガーが主演するクリスマスコメディ。子どもが欲しがるおもちゃを手に入れるために奔走する父親の姿を描いた、笑いと感動の物語です。
リスニング練習ポイント:シュワルツェネッガーのセリフは聞き取りやすく、ユーモアたっぷりな会話が多いのが特徴です。特に、親同士の掛け合いには日常的なフレーズが多く含まれています。
おすすめシーン:シュワルツェネッガーが人混みの中でおもちゃを探す場面は、早口のセリフが続くため、集中して聞く練習にピッタリです。
4. Elf (エルフ 〜サンタの国からやってきた〜)
ジャンル: コメディ/ファミリー公開年: 2003年
エルフとして育てられた主人公バディが、自分の本当の家族を探しにニューヨークへやってくるというユニークなストーリー。クリスマスの精神を再発見する感動的な映画です。
リスニング練習ポイント:ウィル・フェレル演じるバディのセリフはユーモアたっぷりでわかりやすいですが、ニューヨークでの場面では早口の会話も多いのでチャレンジになります。
おすすめシーン:バディが初めてニューヨークの街に出るシーン。人々とのやり取りやアメリカの文化的な違いを描いているため、英語のリスニングだけでなく文化の学びにもなります。
5. National Lampoon's Christmas Vacation (ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション)
ジャンル: コメディ公開年: 1989年
一家団欒のクリスマスを過ごそうとする主人公と、次々と起こるハプニングが笑いを呼ぶコメディ映画です。アメリカの家庭のクリスマスをリアルに知ることができます。
リスニング練習ポイント:家族同士の会話が多く、アメリカ特有のユーモアを理解するのに最適です。特に、親戚同士の会話にはスラングや比喩表現が多いので、聞き取れると大きな達成感があります。
おすすめシーン:家の外を飾り付ける場面や、親戚が家に押し寄せてくるシーンでは、英語の速さやユーモアに注意してみましょう。
映画を観ながら英会話力を伸ばすコツ
字幕を活用する最初は英語音声+日本語字幕で観て、慣れてきたら英語字幕に切り替えるのがおすすめです。
フレーズをメモする映画の中で使われる日常会話や面白いフレーズをメモし、実際の会話で試してみましょう。
シャドーイングセリフを一時停止し、同じように発音してみることで、リスニングとスピーキング力が同時に鍛えられます。
まとめ
アメリカでクリスマスを迎える際に、これらの映画を観ることで英語力を伸ばしつつ、アメリカ文化への理解を深めることができます。駐在や留学中の方はもちろん、在住者や英語学習者にとっても、映画は楽しい学びの場となるでしょう。英語のリスニングを楽しみながら、クリスマスの雰囲気を存分に味わってみてはいかがでしょうか?
記事作成者 (Manami Palmini) 講師経歴
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