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Manami

英語に訳しにくい日本語の挨拶はどう説明する?

アメリカに駐在している方や留学している方々の中には、日本語の表現を英語に訳す際に難しさを感じることがあるでしょう。特に日常生活でよく使う日本語の挨拶や感謝の表現は、英語に直訳するとニュアンスが伝わりにくいことが多いですよね。今回は、英語に訳しにくい日本語表現とその説明方法についてお話ししますね。



1. いただきます (Itadakimasu)

意味と使い方

「いただきます」は食事の前に感謝の気持ちを表す言葉です。食べ物を提供してくれた人やその食材に対する感謝を込めて使います。

英語での説明

"When we say 'itadakimasu' before eating, it’s our way of thanking everyone involved in the meal, from the farmer to the cook." (食事の前に「いただきます」という時、それは農家から料理人まで、食事に関わるすべての人に感謝を表す方法です。)


2. ごちそうさま (Gochisosama)

意味と使い方

「ごちそうさま」は食事の後に感謝を示す言葉です。美味しい食事を提供してくれた人に対して使います。

英語での説明

"After finishing a meal, we say 'gochisosama' to express our gratitude for the delicious food and the effort put into preparing it." (食事を終えた後、「ごちそうさま」と言って美味しい食事とそれを準備してくれた努力に感謝を表します。)


3. 行ってきます (Ittekimasu)

意味と使い方

「行ってきます」は家を出る時に家族に向かって言う言葉で、「出かけてきます」といった意味です。

英語での説明

"In Japan, we say 'ittekimasu' when leaving home, which means 'I’m going out and will come back later.' It’s a way to inform our family that we’ll be back." (日本では家を出るときに「行ってきます」と言いますが、これは「出かけてきます」という意味で、家族に帰ってくることを伝える方法です。)


4. お世話になります (Osewa ni narimasu)

意味と使い方

「お世話になります」は、これからお世話になることへの感謝や、既に受けた助けに対する感謝を示す言葉です。ビジネスシーンや引っ越し先の近所付き合いで使われます。

英語での説明

"When we move to a new place or start a new job, we often say 'osewa ni narimasu,' which expresses our appreciation for the help and support we expect to receive." (新しい場所に引っ越したり、新しい仕事を始めるときに「お世話になります」と言いますが、これは受ける予定の助けやサポートに対する感謝を表します。)


5. よろしくお願いします (Yoroshiku onegaishimasu)

意味と使い方

「よろしくお願いします」は、お願いごとをする時やこれから関係を築く際に使う表現です。

英語での説明

"When asking for a favor or starting a new relationship, we say 'yoroshiku onegaishimasu,' which conveys our hope for good cooperation and mutual understanding." (お願いごとをする時や新しい関係を始める時に「よろしくお願いします」と言いますが、これは良い協力関係や相互理解を望むことを伝えます。)


6. お疲れ様です (Otsukaresama desu)

意味と使い方

「お疲れ様です」は、仕事を終えた同僚や、何かを頑張った人に対して労う言葉です。

英語での説明

"At the end of the workday, we say 'otsukaresama desu' to acknowledge our colleagues’ hard work and effort." (仕事の終わりに「お疲れ様です」と言って、同僚の努力と頑張りを認めます。)



日本語の文化背景を理解する


日本語には、その文化背景や社会的な文脈が深く関わっています。これらの表現を英語に訳す際には、単に言葉を置き換えるだけでなく、その背後にある文化や習慣を理解してもらうことが重要です。

例えば、「いただきます」や「ごちそうさま」は、日本の食文化に根付いた言葉です。食事をする前後に感謝の気持ちを表す習慣は、日本独自のものであり、そのニュアンスを英語話者に伝えるためには、単に「thank you」と言うだけでは不十分です。

同様に、「行ってきます」や「お世話になります」といった表現も、日本の社会構造や人間関係の在り方を反映しています。これらの表現を説明する際には、その言葉が使われる具体的な場面や背景を詳しく説明することで、より理解を深めてもらうことができます。


まとめ

英語に訳しにくい日本語表現を説明する際には、その言葉の背後にある文化や習慣を理解し、具体的な例や状況を用いて説明することが重要です。これにより、アメリカでの駐在生活や留学中のコミュニケーションがスムーズに行えるようになります。日常英会話を通じて、日本の文化を英語で伝える楽しさも味わってみてくださいね。



記事作成者 (Manami Palmini)



講師経歴

​​

  • 国際基督教大学、大学院にて英語の集中クラスを受けながら、演劇や脚本の研究に携わる

  • 日本の個人塾で3年間英語講師としての経験あり

  • ​ニューヨーク大学(NYU)大学院にて芸術教育学を学び、言語学習における芸術活動の効果について研究

  • ​TESOL(英語教授法)資格あり

過去のサポート歴

  • 現地校、日本人学校に通うお子さんの日常英会話

  • 英検、中学、高校、大学受験対策

  • 駐在の方のためのビジネス英会話

  • お子さんがいる方のためのママ友さんとのスモールトーク、学校関連の会話

  • 研究員として渡米された方のためのプレゼンテーションのお手伝い


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