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Manami

アメリカでの日常英会話がなぜ大変なのか:その原因と対策

更新日:7月20日

こんにちは、皆さん。アメリカに駐在している方や、留学している方々の中には、日常英会話が大変だと感じる方も多いのではないでしょうか。日本で英語は勉強してきたのに...そんな風に感じる方もいると思います。今日はその理由について考えていきたいと思います。この記事では、アメリカでの日常英会話がなぜ難しいのか、その原因と対策を探っていきますね。



1. 英語のスピード

アメリカの日常英会話の一つの大きな壁は、話すスピードの速さです。アメリカにいる皆さんはわかると思うんですが、ネイティブスピーカーの話すスピードって、想像以上に速いんですよね。これに慣れるのは相当な時間がかかります。

理由
  • ネイティブ同士の会話:特にアメリカ人同士の会話は非常に速いです。彼らは幼少期からそのスピードに慣れているため、自然なペースで話しているつもりですが、第二言語の私たちにとっては、ちんぷんかんぷんになることもよくあります。。

  • 省略と連結:ネイティブスピーカーは、単語を省略したり、連結して話すことが多いため、聞き取るのが難しく感じられることがあります。

  • 試験英語の違い:英検やIELTS、TOEFLなどの英語試験のリスニングは比較的クリアに、ゆっくり話しています。試験英語とネイティブスピーカーとの会話は、各駅停車と特急列車くらいスピード感が違います。

対策
  • リスニング練習:速い英語に慣れるために、リスニング練習を積極的に行いましょう。ポッドキャストや映画、テレビ番組などを利用して、日常的に英語を聞くことが大切です。

  • シャドーイング:聞いた英語をそのまま真似して話すシャドーイングの練習を行うことで、耳を慣らし、スピーキングのスピードも向上させることができます。


2. 様々なアクセント

アメリカには様々なアクセントがあります。地域によって異なるアクセントや、話し手のバックグラウンドによって異なる発音が存在するため、理解するのが難しいんですよね。一人の英語にようやく慣れてきて、別の人と話したら何言ってるのか全く分からん、というのはよくあります。

理由
  • 地域差:アメリカの各地域には独特のアクセントがあります。ニューヨーク、南部、カリフォルニアなど、それぞれの地域でアクセントが異なります。

  • 移民の多様性:アメリカには多くの移民が住んでおり、彼らの英語にはそれぞれの母国語の影響が見られることがあるので、試験英語しか知らないと聞き取るのはとても難しいです。

対策
  • 多様なアクセントに触れる:様々な地域の英語を聞くことで、異なるアクセントに慣れることが重要です。映画やテレビ番組、YouTubeチャンネルなど、幅広いコンテンツを活用しましょう。また、カフェやバス停でいろいろな人たちの会話を聞くなど、日常生活の中で英語を学ぶのもいい方法ですね。

  • 発音練習:自分の発音を改善するために、発音練習を行うことも有効です。特定のアクセントに焦点を当てて練習することで、リスニング力も向上します。


3. 文化的な違い

アメリカの日常英会話には、文化的な背景や習慣が深く関わっています。これを理解することが、コミュニケーションの円滑化に繋がります。

理由
  • ユーモアやジョーク:アメリカのユーモアやジョークは、文化的な背景に基づいていることが多いため、理解するのが難しい場合がありますね。

  • 日常会話のテーマ:アメリカでは、日常会話で話題になるテーマや話し方にも独特の文化があります。これを知らないと、会話についていけないことがあります。アメリカの歴史や政治、スポーツなどもトピックによく上がるので、ある程度文化を知っておいたほうがいいですね。

対策
  • 文化を学ぶ:アメリカの文化や習慣について学ぶことが大切です。映画やドラマ、書籍などを通じて、アメリカの文化に触れる機会を増やしましょう。

  • 現地の友人を作る:現地の友人を作ることで、直接アメリカの文化を学ぶことができます。友人との会話を通じて、文化的な背景を理解することができます。



4. 自信がない

日常英会話が大変に感じるもう一つの理由は、マインドが関係しています。英語を話すことに対する不安や緊張が、コミュニケーションを難しくしてしまいます。

理由
  • 間違いを恐れる:英語を話す際に間違いを恐れてしまうと、スムーズに会話ができなくなります。完璧な英語を話そうとするプレッシャーが、自信を喪失させます。

  • ネイティブスピーカーとの比較:ネイティブスピーカーと自分を比較してしまうと、自信がなくなってしまうことがあります。

対策
  • 小さな成功体験を積む:日常の中で小さな成功体験を積むことで、自信をつけることができます。例えば、レストランで注文を成功させる、店員さんと簡単な会話を楽しむなど、小さなステップを踏みましょう。

  • 長期的成長を考える:英語学習はすぐに効果が出るものではありません。何年も、何十年もかけて少しずつ成長していくものです。間違いを恐れず、失敗を学びのチャンスと捉えることで、長期的な成長を目標にしましょう。


5. 会話の内容の多様性

アメリカでは、日常会話の内容が多岐にわたります。ニュースや政治、スポーツ、エンターテインメントなど、幅広いトピックについて話すことが一般的です。アメリカで英会話に対応するには、多くの知識や語彙が必要です。

理由
  • 幅広いトピック:アメリカでは、日常会話で扱われるトピックが非常に多岐にわたります。これに対応するためには、広範な語彙力と背景知識が必要です。

  • ディスカッションスタイル:アメリカでは、ディスカッションスタイルの会話が多く、意見を交換することが求められます。自分の意見を明確に表現する力が必要です。

対策
  • ニュースをフォローする:日常的にニュースをフォローすることで、最新のトピックについて知識を深めることができます。ニュース記事を読んだり、ニュース番組を視聴したりしましょう。

  • 語彙力を向上させる:語彙力を向上させるために、定期的に新しい単語を学びましょう。単語帳を作成したり、アプリを活用して語彙を増やすことが効果的です。


まとめ

アメリカでの日常英会話が大変に感じる理由は、英語のスピード、アクセント、文化的な違い、自信の欠如、会話の内容の多様性など多岐にわたります。しかし、それぞれの理由に対して具体的な対策を講じることで、少しずつ克服していくことができます。リスニングや発音の練習、文化の理解、小さな成功体験を積むことで、少しずつですが、英会話に自信がついていくでしょう。

アメリカでの日常英会話は挑戦的ですが、それを楽しむことができれば、英語力は必ず向上します。自分自身にポジティブなフィードバックを与え、失敗を恐れずに積極的に会話を楽しんでいけたらいいですね。次回の記事では、私自身が実践していた日常生活の中で英語を学ぶ方法を紹介したいと思います。



記事作成者 (Manami Palmini)



講師経歴

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  • 国際基督教大学、大学院にて英語の集中クラスを受けながら、演劇や脚本の研究に携わる

  • 日本の個人塾で3年間英語講師としての経験あり

  • ​ニューヨーク大学(NYU)大学院にて芸術教育学を学び、言語学習における芸術活動の効果について研究

  • ​TESOL(英語教授法)資格あり

過去のサポート歴

  • 現地校、日本人学校に通うお子さんの日常英会話

  • 英検、中学、高校、大学受験対策

  • 駐在の方のためのビジネス英会話

  • お子さんがいる方のためのママ友さんとのスモールトーク、学校関連の会話

  • 研究員として渡米された方のためのプレゼンテーションのお手伝い


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