「思考力」とは何なのか― 読解・面接・英作文・リスニング、すべてに必要なスキル ―
- Manami
- 5 days ago
- 5 min read
「思考力が大事」とよく言われますが、では思考力とは具体的に何なのでしょうか。
アメリカの教育や入試、面接、英語学習の現場では、「知識があるか」よりも「考えられるか」が問われます。
読解、英作文、リスニング、さらには面接。これらすべてに共通して必要なのが、実は同じ一つの力です。
それが思考力です。
この記事では、
思考力とは何か
なぜアメリカでは思考力が重視されるのか
読解・英作文・リスニング・面接とどう結びついているのか
を整理しながら、英語学習との関係を解説します。
思考力とは「頭の良さ」ではない
まず誤解されがちなのが、「思考力=頭の回転が速いこと」「地頭がいいこと」というイメージです。しかし、実際の思考力はまったく別物です。
アメリカではディスカッションやプレゼンテーションも多いため、「発言力の多さ」と思われる方もいますが、それとも違います。
思考力とは、次の4つの力の集合体です。
問いを持つ力
問いに向き合う力
自分の知識や経験を使う力
そこから答えを作り出す力
暗記力やテクニックではなく、「自分の頭をどう使うか」という力なのです。

思考力の出発点は「問いを持つ力」
思考は、必ず問いから始まります。
文章を読んだとき、
なぜこの表現を使っているのか
筆者は何を言いたいのか
本当にそうなのか
こうした問いを持てるかどうかで、読解の深さは大きく変わります。
アメリカの教育では、授業中に
What do you think? Why do you think so?
と何度も聞かれることがあります。
これは「正解を言え」という意味ではありません。
問いを立て、自分の考えを持てているかを見ているのです。
問いに向き合う力がなければ思考は止まる
問いを持っても、すぐに答えを探して終わってしまう人も多いです。
しかし思考力とは、すぐに答えが出ない問いに耐える力でもあります。
読解問題で
答えが一文に書いていない
選択肢がどれも正しそう
という状況はよくあります。
ここで「分からない」と投げてしまうか、問いに向き合い続けられるかが分かれ道です。
これは英語力ではなく、思考力の差です。
自分の知識や経験を使う力
アメリカの入試エッセイや面接では、必ずと言っていいほど
あなたはどう思うかあなたの経験から説明せよ
と聞かれます。
ここで必要なのは、難しい英語表現ではありません。
自分の知識や経験を引き出し、それを材料に考える力です。
英作文でも同じです。テンプレートを覚えていても、
中身が空っぽ
具体性がない
文章はすぐに見抜かれます。
思考力がある人は、
自分は何を知っているか
どんな経験が使えるか
を自然に整理できます。
答えを「見つける」のではなく「作り出す力」
多くの日本の英語学習では、「正解を探す」ことが中心でした。
しかし、アメリカの教育で求められるのは違います。
答えは最初から用意されていないのです。
読解でも英作文でも面接でも、
自分なりの答え
自分なりの視点
を作り出す力が求められます。
これが、思考力の最終段階です。

読解・英作文・リスニング・面接はすべてつながっている
一見バラバラに見えるスキルも、実はすべて思考力でつながっています。
読解:問いを立て、情報を整理し、意味を構築する
英作文:考えを言語化し、論理的に組み立てる
リスニング:聞いた情報を理解し、意図を読み取る
面接:その場で問いに向き合い、自分の考えを伝える
どれか一つだけ伸ばそうとしても限界があります。
思考力が土台にあれば、すべてが連動して伸びていきます。
なぜアメリカでは思考力が重視されるのか
アメリカ社会では、
正解が一つでない問題
前例のない状況
に向き合う場面が多くあります。
だからこそ、
何を問題だと捉えるか
どう考え、どう判断するか
という思考力が重要視されます。
英語はそのための「道具」にすぎません。
思考力がなければ、英語はただ「存在するはずのない答えを探す作業」になります。
思考力は特別な人の才能ではない
最後に強調したいのは、思考力は生まれつきの才能ではないということです。
問いを持つ習慣
考え続ける経験
自分の言葉で説明する練習
これらを積み重ねることで、誰でも育てることができます。
英語学習は、思考力を鍛える最高のトレーニングでもあります。
まとめ:結局、思考力とは何なのか
思考力とは、
問いを持つ力
問いに向き合う力
自分の知識や経験を使う力
そこから答えを作り出す力
この4つが組み合わさった力です。
アメリカの教育、読解、英作文、面接、リスニング。すべての根底にあるのは思考力。
英語を学ぶ目的は、単に話せるようになることではありません。
考え、伝え、選び取る力を身につけることなのです。
記事作成者 (Manami Palmini ![]() 講師経歴
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