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「思考力」とは何なのか― 読解・面接・英作文・リスニング、すべてに必要なスキル ―

「思考力が大事」とよく言われますが、では思考力とは具体的に何なのでしょうか。


アメリカの教育や入試、面接、英語学習の現場では、「知識があるか」よりも「考えられるか」が問われます。


読解、英作文、リスニング、さらには面接。これらすべてに共通して必要なのが、実は同じ一つの力です。


それが思考力です。


この記事では、

  • 思考力とは何か

  • なぜアメリカでは思考力が重視されるのか

  • 読解・英作文・リスニング・面接とどう結びついているのか


を整理しながら、英語学習との関係を解説します。


思考力とは「頭の良さ」ではない


まず誤解されがちなのが、「思考力=頭の回転が速いこと」「地頭がいいこと」というイメージです。しかし、実際の思考力はまったく別物です。


アメリカではディスカッションやプレゼンテーションも多いため、「発言力の多さ」と思われる方もいますが、それとも違います。


思考力とは、次の4つの力の集合体です。


  1. 問いを持つ力

  2. 問いに向き合う力

  3. 自分の知識や経験を使う力

  4. そこから答えを作り出す力


暗記力やテクニックではなく、「自分の頭をどう使うか」という力なのです。




思考力の出発点は「問いを持つ力」


思考は、必ず問いから始まります。


文章を読んだとき、

  • なぜこの表現を使っているのか

  • 筆者は何を言いたいのか

  • 本当にそうなのか


こうした問いを持てるかどうかで、読解の深さは大きく変わります。


アメリカの教育では、授業中に

What do you think? Why do you think so?

と何度も聞かれることがあります。


これは「正解を言え」という意味ではありません。


問いを立て、自分の考えを持てているかを見ているのです。


問いに向き合う力がなければ思考は止まる


問いを持っても、すぐに答えを探して終わってしまう人も多いです。


しかし思考力とは、すぐに答えが出ない問いに耐える力でもあります。


読解問題で

  • 答えが一文に書いていない

  • 選択肢がどれも正しそう


という状況はよくあります。


ここで「分からない」と投げてしまうか、問いに向き合い続けられるかが分かれ道です。


これは英語力ではなく、思考力の差です。


自分の知識や経験を使う力


アメリカの入試エッセイや面接では、必ずと言っていいほど

あなたはどう思うかあなたの経験から説明せよ

と聞かれます。


ここで必要なのは、難しい英語表現ではありません。


自分の知識や経験を引き出し、それを材料に考える力です。


英作文でも同じです。テンプレートを覚えていても、

  • 中身が空っぽ

  • 具体性がない

文章はすぐに見抜かれます。


思考力がある人は、

  • 自分は何を知っているか

  • どんな経験が使えるか

を自然に整理できます。


答えを「見つける」のではなく「作り出す力」


多くの日本の英語学習では、「正解を探す」ことが中心でした。


しかし、アメリカの教育で求められるのは違います。


答えは最初から用意されていないのです。


読解でも英作文でも面接でも、

  • 自分なりの答え

  • 自分なりの視点

作り出す力が求められます。


これが、思考力の最終段階です。



読解・英作文・リスニング・面接はすべてつながっている


一見バラバラに見えるスキルも、実はすべて思考力でつながっています。


  • 読解:問いを立て、情報を整理し、意味を構築する

  • 英作文:考えを言語化し、論理的に組み立てる

  • リスニング:聞いた情報を理解し、意図を読み取る

  • 面接:その場で問いに向き合い、自分の考えを伝える


どれか一つだけ伸ばそうとしても限界があります。


思考力が土台にあれば、すべてが連動して伸びていきます。


なぜアメリカでは思考力が重視されるのか


アメリカ社会では、

  • 正解が一つでない問題

  • 前例のない状況


に向き合う場面が多くあります。


だからこそ、

  • 何を問題だと捉えるか

  • どう考え、どう判断するか

という思考力が重要視されます。


英語はそのための「道具」にすぎません。


思考力がなければ、英語はただ「存在するはずのない答えを探す作業」になります。


思考力は特別な人の才能ではない


最後に強調したいのは、思考力は生まれつきの才能ではないということです。


  • 問いを持つ習慣

  • 考え続ける経験

  • 自分の言葉で説明する練習


これらを積み重ねることで、誰でも育てることができます。


英語学習は、思考力を鍛える最高のトレーニングでもあります。


まとめ:結局、思考力とは何なのか


思考力とは、

  • 問いを持つ力

  • 問いに向き合う力

  • 自分の知識や経験を使う力

  • そこから答えを作り出す力


この4つが組み合わさった力です。


アメリカの教育、読解、英作文、面接、リスニング。すべての根底にあるのは思考力。


英語を学ぶ目的は、単に話せるようになることではありません。


考え、伝え、選び取る力を身につけることなのです。




記事作成者 (Manami Palmini



講師経歴

​​

  • 国際基督教大学、大学院にて英語の集中クラスを受けながら、演劇や脚本の研究に携わる

  • 日本の個人塾で3年間英語講師としての経験あり

  • ​ニューヨーク大学(NYU)大学院にて芸術教育学を学び、言語学習における芸術活動の効果について研究

  • ​TESOL(英語教授法)資格あり

過去のサポート歴

  • 現地校、日本人学校に通うお子さんの日常英会話

  • 英検、中学、高校、大学受験対策

  • 駐在の方のためのビジネス英会話

  • お子さんがいる方のためのママ友さんとのスモールトーク、学校関連の会話

  • 研究員として渡米された方のためのプレゼンテーションのお手伝い


 
 
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